2020年2月1日土曜日

中小企業診断士の実務補習で準備しておいた方が良いと思うこと

来週(2020年2月6日(木)・7日(金))あたりから、今年の2月実務補習が始まるようですね。

 令和元年の診断士試験に合格された方はこれが初めての実務補習ということで、いろいろと不安なことが多いと思います。
私も1年前に初めて実務補習を受けたときは同じように不安でした。

そうした不安が少しでも少なくなるよう、昨年私が実務補習を受けてみて、やっておいた方が良かったと思ったことをまとめておきます。
ご参考まで。

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1. 絶対に必要なもの

・PC と MS Office
報告書類を作るのに必要です。
Officeは、フォントなどの互換性の問題があるので、できるだけ最新版(Office 365が無難かと)にしておきましょう。
たまに、会社支給のPCで、会社から許可されていないソフトのインストールが禁止されている場合があったりしますが、その場合例えば後述のDropBox がインストールできなくてメンバーに迷惑をかけることがあったりするので注意しましょう。
できるだけ画面の大きい、スペックの高いものが望ましいですが、実務補習先によっては移動が多くなることも予想されますので、重すぎるのも大変です。バランスをとって使いやすいものを選ぶと良いと思います。
(2月の実務補習はまだ良いですが、7月・8月はとにかく暑いので、荷物が重いと移動だけで体力削られます…)

・メールアカウント
実務補習申込時に連絡先としてメールアドレス書いたはずなので、これは問題ないと思いますが、念のため。

・スーツ・鞄・靴
余り神経質になる必要はありませんが、診断先に失礼のない服装は必須です。
ただ、気合い入れて新しい靴とか下ろしちゃうと、履き慣れなくて疲れちゃうかもしれません。履き慣れたものの方が望ましいかと思います。

・健康な体
体調は万全にしておきましょう。

2. あると良いもの、メンバーに感謝されるもの

・モバイルWi-Fi
会場によっては WiFi が飛んでいません。指導員の先生もモバイルWi-Fiを持っていないことが多いと思います。
ネットに接続できる環境が無いと、各自携帯でテザリングする羽目になります。携帯の契約プランによっては通信量の制限にひっかかってとても苦労することになります。
ということで、メンバーの誰か1人がモバイルWi-Fiを持っているとメンバー全員が非常に幸せになれます。
ちなみに、私の場合、実務補習3回とも参加者(グループリーダー)がモバイル Wi-Fi を用意していました。

・DropBox のアカウントを作って、使い方を勉強しておく
多分資料の共有するのに必要になるはず。
ちなみに、DropBox でファイル共有するだけでなく DropBox Papers の使い方も覚えておくと、インタビュー結果や実務補習中のスケジュールなどをメンバー間で同時に書き込んで共有することができるので非常に便利です。
(Google Docs でも良いですが、DropBox Papers なら同じ DropBox のアカウントでいけます)
予め使い方をマスターしておいて、初日にメンバーにレクチャーすると、メンバーからすごく感謝されると思います。

・クリップボードとA4のメモ用紙
クリップボードというのは、こういうやつ。

おそらく初日の午後あたりに診断先企業でヒアリングを行うことになると思いますが、診断先によっては、机のある会議室ではなく、工場を見学しながらとか、お店の様子を見ながらとか、立ったままヒアリングすることもあるかと思います。
その場合、こういうクリップボードがあると、立ったまま安定してメモがとれるので非常に便利。

・中小企業診断協会が用意してくれているチェックポイント表を印刷しておく
診断協会の実務補習者向けのWebサイトから、「チェックポイント○○業」というエクセルファイルがダウンロードできると思うので、自分の診断先にあったファイルをダウンロードして印刷しておきましょう。ヒアリングの際、このファイルから重要な質問項目に○をつけておき、そこを聞くだけで抜け漏れのないヒアリングができると思います。

・会場近くのお昼ごはん・飲み会のお店をリストアップしておく
特にお昼ごはん、飛び入りで6〜7名が入れるお店って意外と見つけにくいんですよね…
予め2-3件あたりをつけておくと良いです。

3. 余裕があればやっておいた方が良いこと

・中小企業庁の出版物から、参考になりそうなものをダウンロードしておく
以下のページから、中小企業支援に役立つ出版物がダウンロードできます。
    → 中小企業庁:出版物一覧
例えば、承継がポイントになりそうなら「事業承継マニュアル」や「事業引継ぎハンドブック」とか、補助金などの支援策がポイントになりそうなら「2019年度版中小企業施策利用ガイドブック」あたりをダウンロードしておくと、提案を考える際に役に立ちます。

・「業種別審査事典」で診断先企業の業界について調べておく
診断先にアドバイスするにあたっては、その企業が業界の中でどういうポジションにいるのかを把握することが重要ですが、社長さんご自身がその業界について必ずしもお詳しいとは限りません。
予め、「業種別審査事典」でその業界の規模や将来の展望について調べておくと、ヒアリングの際などに役に立ちます。
が、正直大変だし、こうした情報はヒアリング前に指導の先生からインプット頂けることも多いと思うので、必須ではないかと思います。余裕があれば。
以下ご参考;
    → ある商材やその業界の市場規模を調べるなら業種別審査事典がいいが、ざっくりと概要を見るならvisualizing.infoが便利

・挨拶と笑顔の練習
多分、診断先の社長さんも我々と同じように緊張しています。笑顔で行きましょう!

4. ヒアリングのポイント

・まずとにかくその会社の良いところを徹底的に探して強みを把握し、褒める。
・型どおりのヒアリングでは多分何も聞き出せません。素直に、「今一番お困りのことは何でしょうか?」「そのためにこれまで何をやってこられましたか?」と聞くのが私の場合は効果的でした。
・一方で、社長さんの言うことをそのまま信じてしまうと提案ができなくなります。例えば、「うちの工場は整理整頓はちゃんとやっているよ」というお返事に対して、本当に整理整頓がきちんとできているかどうか自分の目でチェックし、社長さんの認識と現実とのギャップを見つけることが良い提案につながると思います。

5. 事前にやっても多分無駄になること

・こんな提案をしよう、と事前にアイデアを考える
現実はそんなに甘くありません。きっと無駄になると思います(笑

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以上です。初めて実務補習に行かれる方、がんばって下さい!
多分すごく楽しいと思います。

2019年1月17日木曜日

中小企業診断士ストレート合格の勉強法メモ

おかげさまで平成30年度中小企業診断士試験、1次・2次ストレートで合格できました。

診断士試験は、受験者の年齢や属性が様々だったり、2次試験に関しては採点基準が不明で、誰にでも適用可能な学習方法のベストプラクティスが無いなど、国家試験の中でもかなり特殊な部類に入るように思います。

そのため、私の経験がどの程度これを読んで下さっている方々の参考になるのかはわからないのですが、これも一つの例ということで、私の場合はどのような学習を行ってきたかをまとめておこうと思います。
(2019-01-17 更新)


1. 私のプロフィール

上にも書いたとおり、診断士に合格するまでの学習法や学習量は、その人の知識や経験に大きく左右されると思いますので、以下のまとめを書くにあたり、まずは私のプロフィールをまとめておこうと思います。
ただ、公開されている受験者の年齢や職業などの統計を参照するに、私と似たプロフィールの方はそれなりに多そうなので、そうした方々には参考になる部分もあるかもしれません。
  • 40代後半、静岡県内の1部上場の製造業に勤務しています。転職経験無し。
  • 専門はソフトウェアエンジニアですが、大企業のエンジニアによくあるように、30代以降はほぼ自分でソフトウェアを書くことは無く、マネジメントや商品企画、技術戦略立案、新事業提案などの業務を行ってきました。
  • 所属している会社の層別研修の中で、診断士試験に直結しそうなマネジメント研修をそれなりに受けています。慶應や一橋のビジネススクールにがっつり通った(通わされた)経験があります。
  • 得意科目は運営管理、情報システムあたり。全く勉強しない状態で合格点である6割はとれる自信がありました。これらの点数を8割・9割に引き上げて得点源にすることを心掛けました。
  • 企業経営理論、経済学・経済政策、経営法務、あたりは、分野によっては知識はあるものの、診断士試験独特の分野や言葉の使い方などに自分の知識や経験を合わせこむ必要がありました。
  • 財務・会計や中小政策はほぼ素人状態。暗記が苦手なので中小政策は最後まで苦労しました。
  • 国語力はそこそこある方だと思います。おかげで、2次の事例1〜3はそんなに苦労せずに内容を理解することができたと思います。もちろん、それでも合格レベルの回答を書けるようになるのは大分苦労しましたが…。

2. 試験結果

1次試験は465点(得点率 66.4%)。
2次試験は事例1:66点、事例2:62点、事例3:66点、事例4:70点、合計264点(得点率 66.0%)でした。
そんなに優秀な成績、というわけでもなく、後から振り返ってみると結構ぎりぎりな感じです。

中小企業診断士合格までの記録: 試験結果の開示請求結果が届きました


3. 学習時間

以下、合格までの学習時間のグラフです。エクセルで学習計画と学習実績を管理するようにしていましたので、ほぼ正確な数字だと思います。


学習時間には、机に向かっている時間だけで無く、通勤時間(車で往復1時間程度)にカーステレオで通勤講座の音声を聞いていた時間も含んでいます。


上記は月別の学習時間。青が計画、赤が実績です。

11月・12月あたりは身内に不幸があったこともあり、ほとんど勉強できませんでした。加えて、ちょうど苦手な財務・会計の学習期間に重なり、全く成長している手応えを得られず諦めようかと思ったこともありました。
年明け、もうちょっと頑張ってみようと、財務・会計を一旦とばして得意な情報システムあたりから勉強を再開したのが良かったかと思います。諦めずに勉強を続けるのが大切だと思います。

7月(1次直前期)は気合い入れました。朝は5時頃起きて出社までの3時間、夜は夕食後寝るまで2時間、あわせて一日平均5時間くらいは勉強していました。1次はそれなりに暗記物が多いので、直前にペースを上げて一気に合格レベルに持っていくのは良い戦略だったと思います。



累計の学習時間は上記の通り。こちらも青が計画、赤が実績です。
学習時間のトータルは約720時間。やはり2017年秋〜冬の不勉強が原因で当初計画していた学習時間には届きませんでしたが、結果的にはこれで受かったので良しとします。


4. 1次学習方法

1次は基本的に通勤講座のみ。途中、他社の参考書も何冊か購入しましたが、ほとんど使用しませんでした。


通勤講座の良いところは、自分のペースで学習を進められるところだと思います。

まず、科目毎の時間配分を自由に設定できます。既に予備知識のある科目については、講義をスキップし学習マップの確認のみですぐに問題集に取りかかり、予備知識の無い科目に関しては、自宅でじっくり時間をかけて映像の講義を受講する、などの使い分けができます。
加えて各科目の1コマの講義の中でも、途中でよくわからない項目があった場合、一旦映像を停止して自分の納得のいくまで時間をかけて調べたりノートを作ることができ、効率的に理解を深めることができます。

学習中理解できない項目が出てきたときは、Webで納得いくまで調べるのが良いと思います。Web上には良質のコンテンツがたくさんあります。
Evernote に科目毎のノートを作り、調べた内容を都度コピペしてまとめていくことで理解を深めていきました。

基本的には PC ベースで紙やペンを使わずに学習していましたが、財務のみ、問題をプリントアウトして書き込みながらひたすら解きました。計算問題は実際に手で書いて体で覚えるしかないと思います。

あと、直前期には、音声講座から「記憶フラッシュ」という問題部分のみを抜き出してプレイリストを作り、カーステレオでランダム再生してトレーニングしたりしていました。


5. 2次学習法

2次の学習を開始したのは1次試験後1週間くらいたってから。

いきなり過去問には手を出さず、まずは2次に必要な基礎知識・基礎テクニックを身につけることに集中しました。
下の方でも書きますが、過去問は貴重な練習試合の題材なので、実力が無いうちに手をつけてしまうと直前に勉強できることが限定されてしまいます。
特に、事例4は基本的な計算ができるようになってから過去問に取り組むのが良いと思います。

2次の学習に使った参考書は以下です。

事例4の計算問題はできるまでひたすら解くのみ。1次の財務・会計と同じく、手を動かして体で覚えるしかありません。1冊の問題集を3回くらいやるうちに大体解けるようになりました。

過去問演習は、如何に与件に出てくる社長さんに寄り添って提案できるか、を心掛けるようにしました。
そういう意味では、参考書の中でも、「事例問題攻略マスター <https://amzn.to/2R2u8hO>」の解説が自分には一番しっくりきました。
参考書の中には、テクニック重視になりすぎて社長さんに対する提案になっていないように感じられるものもあり、そのような回答はあまり参考にしないようにしていました。

2次も直前期にペースを上げ、毎日1事例、過去問を解くことをノルマに勉強しました。
朝、仕事前に1時間程度で過去問を解き、夜帰宅してから上記全ての参考書の解説を読んで、4時間程度かけて自己採点・反省する、の繰り返しです。

同じ事例を繰り返して何度もやり直すことはしませんでした。一度解いたことのある問題をもう一度解いても、あまり意味が無いと思います。


6. 模試の活用について

できるだけたくさん、会場受験で受けるべきと思います。
私が模試に期待した目的は以下の3つでした。
  • マイルストーンに設定することで学習のモチベーションを高める
    • → 診断士試験はおよそ1年間にわたる長い学習期間が必要になりますので、何らかの目標が無いとどうしてもだれてしまいます。途中に模試を受けることで学習のモチベーションを上げるようにしました。
  • 前後の移動など含めて、試験当日の時間の使い方を確認する
    • → 大抵の模試は本番の試験と同じタイムテーブルで行われることが多いと思います。トイレのタイミング・食事の取り方・休憩時間の過ごし方、など、事前に確認しておけると本番の試験を落ち着いて受けることができると思います。
  • 模試の受験と復習自体が密度の濃い勉強になる
    • → 模試の間は強制的に最高レベルの集中力で頭を使うことになるので、その時間自体がとても重要な学習時間になります。休日はどうしてもだらけがちになってしまうと思いますが、その休日を強制的に集中して学習する時間に当てることができるのは、特に自分のような意志の弱い人間にとっては大きいです。

1次は LEC・TAC それぞれ1回の合計2回、2次は LEC・TAC あわせて3回受験しました。
いずれも成績は散々でしたが、合格判定の内容はあまり気にしなくて良いと思いました。模試と本番とでは、問題のレベルも採点基準もかなりズレがありように思います。
例えば、本番の試験では、A:ほぼ全員出来る問題、B:合否を分ける問題、C: 誰も出来ない問題、がバランス良く配置されていますが、模試だとどうしてもBとCが中心になる傾向があるようです。
(当然ながら、本番ではAをきちんと取ることが一番重要です。)



7. 参考になる各種メディア

資格校や出版社が提供している教材以外にも、無料で入手でき、かつ診断士になった後も役にたつコンテンツがいくつかありますので、ここでまとめておきます。
学習の息抜きにも良いと思います。

  • 中小企業白書
    • 全部読む必要は無いと思いますが、時間のあるときに目を通すようにすると、知識の整理にもなるしモチベーションアップにもつながるかと思います。
    • 以下のリンクから無料でダウンロードできます。
  • 中小機構の YouTube チャンネル
  • テレビ番組
    • あまり知られていないですが、中小機構が制作に協力しているテレビ番組があります。直接試験に役立つかどうかは不明ですが、もしかしたら来年の2次試験の事例になるような会社が含まれている…かもしれません。
    • 試験には影響しなくても、これから診断士になろうとしている人にはきっと面白い番組だと思います。
    • 各地域での放送スケジュールなどは以下のリンクから。


8. 瞬発力

今回、運良く1年目でストレート合格できたわけですが、今振り返ってみると、直前期に集中して頑張ったことが合格できた一番の要因だったように思います。

さすがに最近は年齢的にも暗記の定着が悪く、例えば3ヶ月前に覚えた内容などは結構な割合で忘れてしまっています。
もちろん、その都度復習することで暗記内容が定着していくことは理解しているのですが、一番効率的なのは「試験の直前に覚えて、忘れないうちに試験を迎える」という戦略かと思います。

以下、「その時点における、試験に合格できると思う確率の自己認識」を思い出しながらグラフにしたものです。
100%を超えていたら、「今なら多分合格できるのは」と思っていた、ということを表しています。
例えば、2017年9月なら、その時点では1次の合格確率は30%程度、2次の合格確率は60%くらい、と自己認識していた事になります。


要は、このピークをちょうど本番の試験に持ってくることができれば合格に近づくのではないかと考えました。
もちろん、ピークをずっと維持できる方なら、早めにピークを上げてそのまま100%を超える状態で維持していけば良いのですが、なかなかそれだけの学習時間を継続して確保するのは難しい。

加えて、2次試験に関しては、早めに過去問をやり切ってしまうと直前にやることが無くなってしまうという問題もあります。一度解いてしまった過去問は内容がわかってしまっているので、本番の試験のように、初見の問題に対して限られた時間で内容を理解し回答を作る、という練習には使えません。
そういう意味では、実は1年目が一番合格しやすいのかもしれません。

結果、自分なりのピークを意識して、1次試験・2次試験の直前にできるだけたくさんの時間を取るようにしたのが良かったと思います。

ちなみにですが、上のグラフにあるとおり、現時点(2018年12月)での合格確率は1次70%、2次90%程度かと。細かいところはもう忘れてしまっているので、今1次試験受けても多分受かりません…


9. 文房具

いろいろ試行錯誤した結果、最終的に試験で使用したものをメモしておきます。



10. 最後に

今振り返ってみて、この、ヒリヒリするような実力勝負の世界に1年間身をおけたのは貴重な経験でした。普段の生活の中でこうしたプレッシャーのかかる状況になることは無くなってきてしまっていたので、楽しかったです。

特に、「勝ち残れるのはたったの4%」「年齢や性別、会社の名前など一切関係ない、受験番号のみで判断される実力勝負の世界」といったあたりがとてもかっこいいと思っています。

試験結果の開示請求結果が届きました



昨年末に送っておいた得点の開示請求結果が届きました。
1次は点数わかってましたが、せっかくなので1次・2次まとめて請求。

  • 1次試験
    • 総得点 465点(得点率66.4%、自己採点どおり)
  • 2次試験 合計 264点(得点率 66.0%)
    • 事例1: 66点(A)
    • 事例2: 62点(A)
    • 事例3: 66点(A)
    • 事例4: 70点(A)

2次試験は一応全部60点クリア。ちなみに今回物議を醸した事例4が一番点数高くて70点でした。
事例1や事例3などはもうちょっと自信あったんですが(80点くらいとれてるんじゃないかと思ってました)、結構ぎりぎりな感じでした。危なかった…

2018年12月20日木曜日

平成31年2月実務補習申込み開始 & 受講者用マイページ作成

本日(2018年12月20日)10:00から、来年(平成31年)2月の実務補習申込みが、以下の Web ページで始まっていました。

平成31年2月実施中小企業診断士実務補習について
https://www.j-smeca.jp/contents/005_c_jtsumuhoshu/005_H30/H30_about_jitsumuhoshu.fuyu.html

本日から申し込めるのは既に昨年以前に2次試験に合格されている方々で、私が申し込めるのは、来週12月25日10:00の合格発表以降になります。
(もちろん、もし口述試験に落ちていたら申し込めないわけですが)

ただ、先行して、メールアドレスや自宅住所などを登録する「マイページ」の作成は既にできるようになっていたので、今のうちに作成しておきました。
使用するメールアカウントは昨日作ったばかりの新しいアドレス。なんか気持ちいいです ^^)

マイページ作成、以下の一番下の「始めて実務補習を申し込まれる方は…」のリンクから行けました。



ちなみに、正常にアカウントができてログインできる状態になっても、特にメールでの通知などは来ないようです。
アカウント作成プロセスの途中でメールアドレスが正しいかどうか確認する為の手順も無いので、メールアドレスは入力間違いの無いようにしないといけませんね。

2018年12月19日水曜日

診断士用のメールアドレスを作った

先週末の日曜日、無事に(?)口述試験も終了し、いよいよ来週火曜日(12月25日)は2次の合格発表です。
口述試験はほとんど全員合格するとのことですので、そろそろ合格した先のことを考えないといけません。

合格後すぐにやってくるのが実務補習。
3年間に15日分受講する必要があるのですが、まずは初回、来年2月に名古屋で行われる実務補習に5日間コースで申し込もうと思っています。
15日間コースもあるのですが、さすがに年度末の忙しい時期に15日間はきつそうだし、可能なら個別に実務従事を行ってみたいとも思っているので、まずは5日間で受講しようと思っています。

さて、実務補習にあたって必要となるのが連絡用のメールアドレス。
過去の様子を blog などで拝見していると、まだ Slack や Line 等は使われておらず、参加者間の連絡はメールがメインのようです。
現在使っているプライベートなメールアドレスを使っても良いのですが、せっかくなので、診断士用に新しいドメイン(@マークの右側のことです)とメールアドレスを取得することにしました。

まずはドメイン。長く使えてかっこいいのが良いですね。
「中小企業診断士」であることを示すようなドメインが良いと思ったのですが、そのためには「中小企業診断士」って英語でなんて言うのかが気になりまして、ちょっと調べてみました。

(1) 中小企業診断士 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%B0%8F%E4%BC%81%E6%A5%AD%E8%A8%BA%E6%96%AD%E5%A3%AB
→ 「英名はRegistered Management Consultantである。」とはっきり書かれていますね。

(2) 中小企業診断士を英語で・英訳 - 英和辞典・和英辞典 Weblio辞書 https://ejje.weblio.jp/content/%E4%B8%AD%E5%B0%8F%E4%BC%81%E6%A5%AD%E8%A8%BA%E6%96%AD%E5%A3%AB
→ 「Small and Medium Enterprise Management Consultant」だそうです。参照している例文は全て経済産業省のWebサイトからみたい。

(3) 【中小企業診断士】の英語・英訳・訳語・訳例  究極の辞書- 産業翻訳だよ!全員集合 https://www.sangyo-honyaku.jp/dictionaries/index/search_info:%E4%B8%AD%E5%B0%8F%E4%BC%81%E6%A5%AD%E8%A8%BA%E6%96%AD%E5%A3%AB_%E7%B5%8C%E6%B8%88#
→ 「SME management consultants」が多い。(2)と同じく経済産業省(中小企業庁)のWebサイトからの引用が多いです。

(4) 「中小企業診断士」の英語名称について - 東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ https://blog.goo.ne.jp/kasegerupurocon/e/892fc8ebd09b1b9395dfbc43805f1e35
→ いくつかの情報源から訳を整理してくださっています。「Registered Smaller Enterprise Consultant」が良いのでは、とのこと。

これらふまえて、さて、自分のメールアドレスのドメイン名をどうするか考えました。

条件としては、

  • できるだけ短い
  • 特殊すぎる TLD はやめる。xxx.consulting という TLD もあるにはありますが、馴染みがなさ過ぎてメールアドレスとして認識してもらえないこともありそうです。
  • あまり変に意味を持たせて悪目立ちするのも避けたい。

あたりを考慮。

で、上記英訳をベースに考えたのですが、どうにも SME というのが据わりが悪いというか、敢えて中小企業、に限定するのもどうかと思ったこともあり、(1) の「Registered Management Consultant」を参考にさせて頂いて

「t-rmc.jp」

というドメインを取得しました。
"t" は私の名字のイニシャル、"rmc" は Registered Management Consultant の頭字語です。
短い割に SPAM のデータベースに載りにくそうな文字列ですし、なかなか気にいりました。

ちなみに、ですが、ドメイン名を調べている中で、

「keiei-shindan.jp」

というドメインも空いていたので、とりあえず追加でこちらも確保しておきました。今後何かで使う事があるかも。

ドメイン取得はバリュードメインさん<https://www.value-domain.com/>、レンタルサーバーは inetd さん<https://www.inetd.co.jp/>と契約。大体年間6000円くらいでメールサーバーと Web サーバーが運用できます。
これらの業者さんよりも安いところはあるのですが、経験則でこれ以上安いところだと何かしらトラブルが起きる確率が上がるように思います。

2018年12月16日日曜日

2次口述試験、無事に終了。

本日12/16(日)、診断士2次口述試験に行ってきました。
朝早く自宅を出て新幹線で名古屋へ。

会場は八事日赤駅近くの中京大学。
念のため、1時間ほど前に現地に着いて、近くの喫茶店で時間調整しました。


試験自体は10分くらいで無事に終了。
内容は、事例3から「売上の半分を1社に依存していることでどういうリスクがあるか」「段取りを短くするにはどうしたらよいか」「1990年代の業績悪化の原因は」、事例1から「自社の強みについて」「なぜ離職率が低いか」みたいな感じだったと思います。
(正直あまり覚えていない…)

いよいよ来週火曜日が最終合格発表。その後すぐに実務補習の申込みがあったり、いよいよ本格的に忙しくなってきそうです。

個人的にそれまでにやっておくこととして、まず、診断士用のメールアドレスを用意しておこうと思っています。きっとこの先長く使う事になるので、専用のドメインもあわせて取得するつもりです。
その辺りについてはまた次回のエントリで。

2018年12月8日土曜日

2次筆記合格! → 口述試験準備開始

昨日(12月7日)、2次筆記の合格発表がありました。
結果は、なんと「合格!」でした。1次・2次とも運良くストレートで合格できました。

昨日の10:00過ぎ、協会のWebサイトで合格発表のページを開き、自分の受験番号を探す間はずっと手が震えっぱなしでした。あんなに緊張する事ってあるんですね…
自分の番号を見つけたときは本当に嬉しかったです。1年間頑張った甲斐がありました。

twitter でも報告したところ、多くの方から祝福のコメントをいただきました。本当にありがとうございます!



中小企業診断協会からの通知は、今日(8日)の夕方、簡易書留で届きました。
(以下の写真に写っているシャーペンと蛍光ペンは、2次試験を一緒に戦った相棒です ^^)


口述試験の場所は1次試験と同じく中京大学名古屋キャンパス。
ただ、1次とは建屋が違うようなので注意しないといけないですね。地下鉄の駅も八事じゃなくて1駅隣の八事日赤になるようです。


…ということで、早速口述試験の準備を始めています。

私の住んでいる地域(静岡の地方都市です)ではセミナーや模擬面接などはやられていないので、例によって独学で対応することになりますが、ありがたいことにWebで十分な情報が得られるので何とかなりそうです。

以下、備忘録として、参考にさせて頂いているWebサイトのリンクを貼っておこうと思います。

(1) 【中小企業診断士】準備期間は1週間?!最終関門「2次口述試験」まとめ(2018年) - NAVER まとめ
    → 素晴らしいまとめ。口述試験に必要な情報はほぼこのまとめをみればわかると思います。

(2) 2018年(平成30年) 2次口述試験対策セミナー|資格の学校TAC[タック]
    → TAC さんによる口述試験対策セミナー動画。無料! これから見ます。

(3) 中小企業診断士2次試験 解答速報|中小企業診断士講座|社会人講座|<資格の大原>
    → 口述試験の想定問答集をダウンロードできます。これも無料!

(4) H30年 中小企業診断士2次試験 |しんきん診断士とうごくの考察 - しんきん診断士とうごくの考察
    → 4事例のまとめ・考察がダウンロードできます。素晴らしくきれいにまとめられているので、試験当日はこれを印刷して直前の確認をさせて頂こうと思います。

これらに加えて、2次試験の問題と自分の再現答案を確認しておけば十分かなと。
あとは、とにかく体調に気をつけること! 特にインフルエンザにはかからないようにしないといけないですね。

何はともあれ、2次筆記合格できて良かったです。
油断しないで、最後まで気を引き締めていこうと思います。