2018年11月14日水曜日

LECさんの講評フィードバック結果と事例2第4問

えー、久しぶりの blog 更新です。2次試験終了後完全に呆けています。

前回のblog
中小企業診断士合格までの記録: 2次試験後1週間でやったこと
に書いたとおり、2次試験終了後すぐに LEC さんのサイトに再現答案を送信しておいたのですが、本日そのフィードバック結果がメールで届きました。

例によって結果晒します。

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【事例】: 事例Ⅰ
【ABCDランク】: A
【講評】: 題意を正確に捉え、丁寧な表現で読みやすく、かつ的を得た解答ができています。第4問は権限委譲や職務充実にも言及できるとなおよいです。
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【事例】: 事例Ⅱ
【ABCDランク】: A
【講評】: 全体的にバランスの良い解答ができていると思います。ただ、一部の施策について、取り組みが難しいのではないかという印象を感じさせるものがあります。
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【事例】: 事例Ⅲ
【ABCDランク】: A
【講評】: よく書けています。必要なキーワードを過不足なく文章に織り込めています。第1問と第5問も過不足なく書けており、第2問と第4問の書き分けもしっかりとできていて、安心できる答案となっています。
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【事例】: 事例Ⅳ
【ABCDランク】: A
【講評】: 計算問題での失点もありましたが、その他の基本的な問題や、記述問題の精度が高く、合格点を超える得点が期待できます。今回を機に、第2問のようなファイナンス論点に関して、理解を深めてください。
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なんと、すべてA判定!
「外段取り」というキーワードが書けなかった事例3や、変動費を変動させなかった事例4あたりが特に不安だったのですが、それほど大事故は起こしていないようでちょっと安心しました。

事例2の「一部の施策について、取り組みが難しいのではないかという印象を感じさせるものがあります」というコメントは、自分でも「これは書いたら駄目かも」とわかった上で、それでも敢えて書いた内容なので、まあそうだろうな、という感じです。
ここだけ回答も晒しておきます。

以下、事例2第4問の私の回答。これはアイデア問題だと思ったので好き勝手書きました。

施策は、①B社HP上にX市の観光情報を掲載し誘客を計る②地域の老舗商店と連携し、食べ歩きマップと飲食店の割引クーポンを宿泊者向けに提供する③稼働率を見ながら段階的に芸術家が食べた物と同じ夕食を提供する。


おそらく指摘されたのはこの③。以下は、試験終了直後の私の tweet。


他にも書くべき施策はあったので、限られた字数の中でこれを書くかどうかは最後まで迷ったのですが、もし自分が診断士になってこの旅館を担当させて頂くことがあれば、きっとこの施策は提案すると思ったので、この回答に関しては想いを込めて書きました。

というのも、与件文の中に「打てる手が限られる中、試しに朝食を工夫したら手応えを感じた」旨の一節があって、ここにすごく心を揺さぶられたからです。

この旅館のオーナーさんは、先代のお父様が亡くなったため急遽事業継承したような状況です。突然のことで今度どうしたらいいのかもよくわからず、すごく不安な中、私のような診断士に相談して下さっているのだと思うのです。
そんな時、「朝食を変えてみる」というチャレンジを行い、小さいかもしれないけど未来に繋がるような成功体験を得ることができた。きっとすごく嬉しかったと思います。
ここで、もし同じように「食事の献立を変える」という切り口で、更なる挑戦を行い、それによって何かしらの手応えをつかむことができたら、その更なる成功体験をきっかけに、旅館で働いている人たちがすごく元気に、笑顔になるような感じがするのです。

採点者の方がこの気持ちを共有して下さったら嬉しいなぁと思っています。
…さすがに無理か ^^;)